芝川ビル、ピンホールカメラで撮影
2007年05月24日 [レポート]
これまで、色々な方に写真撮影していただいたり、絵に描いていただいたりしてきた芝川ビル。この度は、珍しい「ピンホールカメラ」で写真撮影をしていただきました。
ピンホール写真(針穴写真)とは、極小の穴から光を取り込んで、フィルムに画像を焼きつける写真のこと。「レンズがないため、その場の温度や湿度、香りや、撮影している自分の気持ちまでも写してくれるような気がする。」と語るのは、この度、芝川ビルを撮影して下さった大阪在住の写真作家・大場典子さん。2003年末、学研のキットを購入したのをきっかけにピンホールカメラを始められ、カメラ作りから現像・プリントまでが全て自分でできる点に魅力を感じ、風景や花、建築など、様々な写真を撮り続けて来られました。
ピンホールカメラの実際の撮影の手順を以下でご紹介します。
まず被写体を決めたら、「露出計」で被写体部分の光の量を測り、カメラ内に光を入れる時間を決定します。
カメラを動かさないように注意しながら、一定時間ピンホールからカメラ内に光を入れ、フィルムに画像を焼きつけます。時間が来たらピンホールを塞ぎ、撮影は終了。光の量によって、ピンホールから光を入れる時間は数秒から数十分まで様々です。
どのような写真が撮れたかは、現像が終わるまでのお楽しみ。「10枚、いや、20枚に1枚かな?涙が出そうになるくらい素敵な写真が撮れるのがたまらない。」と大場さん。
以下は大場さんが撮影に使用されたピンホールカメラたち。フィルムの種類によって、使用するカメラが異なります。
大場さんのカメラには、ファインダー(撮影範囲を見るカメラの装置)がない為、写したいものを「心のファインダー」を使って、しっかり見つめながら撮影されるとのこと。
この度の写真には、どんな空気感、気持ちが写しこまれているのでしょうか。
アナログなカメラで撮影された、レトロな建物たち。どちらにも人間のぬくもりが感じられて、なんだかとても穏やかな気持ちになれます。
今回撮影された写真は、大場さんが撮影された他の近代建築の写真と共に、ステムギャラリーで2007年6月26(火)~7月7日(土)まで開催される“「針穴モダニズム」大場典子写真展”で展示されます。
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